就労継続支援B型の「選ばれるHP」とは?利用者・家族に伝わるコンテンツ設計

就労継続支援B型の事業所を運営されていて、こんなお悩みはありませんか?

  • ホームページはあるのに、見学の問い合わせが来ない
  • 相談支援専門員さんから、なかなか紹介してもらえない
  • 地域のほかの事業所との違いを、どう伝えたらいいかわからない

問い合わせが少ないのは、事業所の魅力が足りないからではありません。多くの場合、「伝え方」を少し工夫するだけで変わります。
この記事では、利用する方、ご家族、相談支援専門員さん、それぞれに届くホームページの作り方をお伝えします。

まずは、検索で見つけてもらうこと

B型事業所を探している方は、まだ「どこに相談したらいいかわからない」段階のことが多く、事業所の名前ではなく、こんな言葉で検索しています。

  • 「就労継続支援B型 〇〇市」
  • 「就労支援 B型 見学 体験」
  • 「B型事業所 農業」(陶芸、カフェ、パソコンなど作業の内容)

ホームページが検索に出てこないときは、こんなところを見直してみてください。

検索に出てこないときの見直しポイント

  • ページのタイトルに「就労継続支援B型」が入っているかタイトルや大きな見出しに、言葉を入れておきましょう
  • 地名が書かれているか「〇〇市の就労継続支援B型事業所」とはっきり書く
  • 文章が少なすぎないか写真だけでなく、それぞれのページに説明の文章を
  • スマホで見やすいか多くの方がスマホで探しています

まずは、事業所の名前と地名で一度検索してみて、ホームページが出てくるか確かめてみてくださいね。

ご本人やご家族が、最初に知りたいこと

ホームページに来てくれた方が、まず確かめたいのはこの4つです。

最初に伝えたい4つの安心

  1. どんな作業ができるか農作業・手工芸・データ入力など
  2. 工賃はどのくらいか月額の目安や実績
  3. どんな方が通っているか年齢層や雰囲気
  4. 相談や見学のしやすさ電話でもいい?予約はいる?

この4つがすぐに見つからないと、不安になって、ほかの事業所を探しに行ってしまうこともあります。

トップページの最初に見える場所には、次の3つを置いておくのがおすすめです。

  • 事業所の名前と場所(「鹿児島市〇〇の就労継続支援B型」)
  • ひとことで伝わる強み(「農業とカフェのお仕事で、自分のペースで通える場所です」)
  • 見学のお申し込みボタン(「まずは見学へ」)

作業の様子や工賃は、できるだけ具体的に

写真は、その事業所らしさが伝わるものを

素材サイトの写真だけだと、「どこにでもある事業所」に見えてしまい、そちらならではの良さが伝わりにくくなります。スマホで撮った写真で十分なので、実際の様子を載せてみてください。

  • 作業をしている手元や、ふだんの様子
  • できあがった作品や商品(野菜、手工芸品、焼き菓子など)
  • スタッフさんの笑顔(名前を添えると、より親しみがわきます)
  • 明るい作業室や、ほっとできる休憩スペース

利用される方の写真を載せるときは、かならずご本人の了承をいただいてくださいね。

工賃は、数字で伝える

「工賃は面談でご案内します」だけだと、どうしても不安が残ります。書ける範囲で、目安を載せておくと安心してもらえます。

たとえば「工賃の目安(令和〇年度実績):月額 平均〇〇円〜〇〇円」のように書いておくと伝わりやすいです。金額がまだ低い場合も、「お仕事の幅を広げて、工賃アップに取り組んでいます」と正直に添えるほうが、誠実な印象になります。

作業の内容ページに入れたいこと

  • 作業の種類と、はじめてでもできるかどうか
  • 1週間の流れ(月・木は農作業、火・水・金は手工芸など)
  • 通っている方のひとこと(ご本人の了承をいただいて)
  • 「こんな方に向いています」というひとこと

相談支援専門員さんに、紹介してもらいやすくするために

B型を新しく利用される方の多くは、相談支援専門員さんからの紹介で事業所を知ります。専門員さんがホームページで確認しているのは、こんなことです。

  • 受け入れできる障害の種類や、支援の内容
  • 定員と、今の空き状況
  • 送迎があるか、どのエリアから通えるか
  • 事業所の大切にしている支援の考え方
  • 担当の方の名前と、直接の連絡先

利用する方向けのページとは別に、「相談支援専門員・支援機関の方へ」というページを1つ作っておくと、とても喜ばれます。空き状況はこまめに更新しておくと、信頼にもつながります。

そして、事業所の強みをひとことで伝えておくことも大切です。

ひとことの例

  • 農業のお仕事を通して、自然の中で自分のペースを取り戻せる事業所です。農業がはじめての方や、人と話すのが不安な方も、安心して通えます。

このひとことがあるだけで、「あの方に合いそう」と思い浮かべてもらいやすくなります。

おわりに

B型事業所のホームページで大切なのは、次の4つです。

  • 「地名+就労継続支援B型」で見つけてもらえるようにする
  • 作業の内容・工賃・雰囲気を、見つけやすい場所に置く
  • その事業所らしい写真で、ふだんの空気を伝える
  • 相談支援専門員さん向けのページを用意する

ホームページは、空き状況や写真、通っている方の声を少しずつ更新していくことで、地域で頼りにされる「顔」になっていきます。
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