「採用ページを作ったのに、なかなか応募が来なくて…」
「ハローワークに出しても、連絡がないんです」
保育士さんの採用に悩む園長先生や採用担当の方から、こんなご相談をいただくことが増えました。
保育士さんは、気になる園を見つけると、応募の前にかならずと言っていいほどホームページを見ています。そこで「ここで働いてみたいな」と思える情報に出会えるかどうかが、応募するかどうかの分かれ道になります。
わたし自身も、娘たちが保育や療育でたくさんの先生にお世話になってきました。先生方が笑顔で働ける園が増えてほしい。そんな気持ちで、採用に強いホームページのポイントをまとめました。
保育士さんが、ホームページで本当に知りたいこと
お給料や勤務時間、お休みはもちろん大切です。でも、同じような条件の求人がいくつかあったとき、最後の決め手になるのは「ここで働く自分を想像できたかどうか」なんです。
保育士さんが気にしていること
- 園の雰囲気や人間関係先生どうし仲がいいかな、笑顔で働けそうかな
- 残業や持ち帰りの仕事行事の前に、夜遅くまで準備することはないかな
- 新人さんへのサポート入ってすぐにひとりにされないかな
- この先のキャリア何年か先に、どんな役割をまかせてもらえるかな
- 保育の方針自分の大切にしている保育と合うかな
「ここで働きたい」と感じてもらえる職場紹介
採用がうまくいっている園のホームページは、「ふだんの園の様子」を見せていることが多いです。きれいにまとめた言葉より、ありのままの姿のほうが、ずっと信頼してもらえます。
先生たちの自然な写真
かしこまった集合写真より、お昼ごはんで笑い合っている場面や、子どもたちと遊んでいる姿のほうが、雰囲気がよく伝わります。
一日の流れ
「8:30 出勤・クラスの準備」から「17:00 引き継ぎ・退勤」まで、実際の一日を載せてみてください。「17時に帰れるんだ」とわかるだけで、安心して応募できます。
一年の行事
「運動会の前はどれくらい忙しいのかな」「夏休みはどうなるんだろう」。そんな気になるところに先回りして答えておくと、入ってからの「思っていたのと違う」も防げます。
先輩の先生の声
新卒1年目の先生、育休から戻ってきた先生、長く勤めているベテランの先生など、いろいろな立場の声があると、「自分にも合いそう」と感じてもらいやすくなります。
採用担当の方からのメッセージ
誰が採用を担当しているのかが見えると、ぐっと問い合わせしやすくなります。ひとことでも、人柄が伝わるメッセージがあると素敵です。
載せておきたい情報のチェックリスト
情報が足りないと、「わからなかったから、やめておこう」と応募を見送られてしまうこともあります。一度、こちらで確認してみてください。
- 基本の条件:雇用形態、お給料と手当の内訳、賞与、勤務時間やシフト、年間休日、有給の取りやすさ、福利厚生
- 働く環境:残業の目安、持ち帰りの仕事があるか、職員の人数や年齢層
- キャリア:処遇改善の状況、研修のサポート、主任やリーダーになった先生の例
- サポート体制:新人研修、先輩がついてくれる仕組み、産休・育休からの復帰の実績
- 先輩の声:入る前の不安と入ってからの感想、この園を選んだ理由
採用ページがまだない園は、3ページから
「どこから手をつければいいか分からない」という場合は、まずはこの3ページだけでも大丈夫です。
まずはこの3ページから
- 募集のまとめ職種・お給料・時間と、残業や有給のリアルな数字
- 職場の紹介写真2〜3枚と、先輩の声1〜2人から
- 応募・お問い合わせ「見学だけでもOK」のひとことを添えて
新しくサイトを作らなくても、今のホームページに「採用情報」のページを足すだけで、伝わり方は大きく変わります。最初から完璧を目指さず、まずは公開して、少しずつ育てていくほうが早く手ごたえが出ますよ。
おわりに
保育士さんの採用で大切なのは、「ここで働く自分」を想像できる情報をそろえることです。
- 条件だけでなく、園の日常や雰囲気を見せる
- 残業やキャリアのことに、正直に答える
- 先輩の声で「人」を伝える
- 応募や見学の入口を、気軽なものにする
「まずは採用ページ1枚だけ作りたい」というご相談もお受けしています。どうぞ気軽に声をかけてくださいね。
