「SEO対策が大事とは聞くけれど、難しくて、うちには当てはまらない気がして…」
介護・療育・保育の事業者さんから、こんなお声をよくいただきます。
インターネットで調べると、専門用語ばかりの解説が多くて、人手が限られる現場では「そこまではできない」と感じてしまいますよね。
わたし自身、娘たちが療育やリハビリでお世話になっていて、施設を探すときに保護者がどんな言葉で検索するのかを、身をもって知っています。この記事では、そんな目線もまじえながら、地域SEOの考え方と今日からできることを、できるだけやさしくお伝えします。
地域SEOは「地元で見つけてもらう」ための工夫です
SEOと聞くと、「Googleで上位を取るための激しい競争」というイメージがあるかもしれません。でも、福祉施設に必要なのは、全国で1位になることではありません。
介護施設を探している方は「鹿児島市 デイサービス」、保育園を探している保護者は「南さつま市 保育所」のように、地名を入れて検索します。遠くの施設を選ぶことはあまりないので、近くで探している人の目に届けば十分なんです。
福祉施設と地域SEOの相性がいい理由
- 利用する方は、近くの施設を探しているエリアで見つけてもらえると、問い合わせにつながりやすい
- 地名をしぼるほど、競う相手が少なくなる「鹿児島 介護施設」より「谷山 デイサービス」のほうが見つけてもらいやすい
- 地域の話題が喜ばれる地元の行事や季節の話は、検索にも利用者さんにも好まれます
鹿児島で、どんな言葉で検索されているか
実際に検索されやすいのは、ほとんどが「地名+サービス名」の組み合わせです。
- 介護:鹿児島市 デイサービス/霧島市 老人ホーム 見学
- 療育:鹿児島市 放課後等デイサービス/姶良市 児童発達支援
- 保育:鹿児島市 認可保育園 空き/鹿児島市 病児保育
さらに「谷山」「加治木」など、地区や町の名前までしぼると、より見つけてもらいやすくなります。近くの地名を、ページのタイトルや文章の中に自然に入れておくのがおすすめです。
また、検索する人の気持ちも少しずつ違います。「療育 費用 鹿児島」と調べている人はまだ情報を集めている段階、「デイサービス 見学 予約」と調べている人は、もうすぐ問い合わせたい段階かもしれません。どんな気持ちで探しているのかを思い浮かべながらページを作ると、問い合わせにつながりやすくなります。
今日からできる3つのこと
大がかりなリニューアルをしなくても、できることがあります。
1. ページのタイトルに「地名+サービス名」を入れる
ホームページの各ページには、検索結果に表示される「タイトル」があります。ここに地名とサービス名を入れておくだけで、Googleに「この地域のサービスなんだな」と伝わりやすくなります。
タイトルの例
- 見直したい例施設のご案内|笑顔の家
- おすすめの例鹿児島市谷山のデイサービス|笑顔の家
トップページだけでなく、サービス紹介やアクセス、スタッフ紹介のページも見てみてください。
2. Googleビジネスプロフィールを整える
Googleマップで検索したときに出てくる、施設の情報欄のことです。無料で登録できます。ご家族が「まずは近くで探してみよう」とマップを開くことはとても多いので、ここが整っていると安心してもらえます。
- 住所・電話番号・営業時間・施設の説明をきちんと入れる
- 「デイサービスセンター」など、実際に合ったカテゴリを選ぶ
- 外観や中の様子、スタッフの写真を載せる(スマホの写真で十分です)
- いただいた口コミには、ていねいにお返事する
3. 地域の話題をまじえて、月に1回発信する
「ブログのネタがない」と言われることも多いのですが、福祉施設には伝えたいことがたくさんあります。
- 「〇〇地区の保護者の方へ:送迎エリアのご案内」
- 「鹿児島市の介護保険の申請について、よくあるご質問」
- 「地域の運動会に参加しました」
写真1枚と短い文章からで大丈夫です。完璧を目指さず、続けることがいちばんの近道です。
制作をお願いするときに、聞いておきたいこと
「SEO対策込み」と書かれていても、その内容は制作会社によってさまざまです。お願いする前に、こんなことを聞いてみると安心です。
- 地域で見つけてもらうための工夫をしてくれるか
- Googleビジネスプロフィールの設定も相談できるか
- 公開したあとの更新やサポートはどこまでか
ホームページは作って終わりではなく、少しずつ育てていくものです。公開後のことまで一緒に考えてくれる相手だと、長く心強いと思います。
おわりに
地域SEOは、「地元の人に見つけてもらう」ための、ちいさな工夫の積み重ねです。
- ページのタイトルに地名とサービス名を入れる
- Googleビジネスプロフィールを整える
- 月に1回、地域の話題を発信する
まずはこの3つからで十分です。
「今のホームページのどこを直せばいいか分からない」「これから作りたい」など、どの段階でも大丈夫です。施設を探すご家族の気持ちに寄り添いながら、一緒に考えていきましょう。
