「求人を出しているのに、なかなか応募が来なくて…」
福祉・介護・療育の現場の方から、こんなお話を伺うことがよくあります。
求人サイトの掲載料やハローワーク、紹介会社。手を尽くしているのに思うような結果につながらないと、気持ちも少しずつすり減ってしまいますよね。
わたし自身、2人の娘が療育や訪問看護、リハビリでお世話になっていて、現場で働く方々の温かさにいつも助けられています。だからこそ、そんな素敵な職場の魅力が、働きたいと思っている人にきちんと届いてほしいと思っています。
この記事では、ホームページを使って「ここで働いてみたい」と思ってもらうためのヒントを、できるだけやさしくまとめました。
応募の前に、ホームページを見ている人が増えています
求人サイトで気になる施設を見つけたあと、応募する前にその施設のホームページを見る方がとても増えています。
お給料やお休みの日数ももちろん大切です。でも本当に知りたいのは、「どんな雰囲気の職場かな」「スタッフ同士は仲がいいかな」「長く続けられそうかな」といった、求人票には書ききれないことなんですよね。
ホームページが見つからなかったり、何年も更新されていなかったりすると、「情報が少なくて、ちょっと不安…」と感じて、応募をためらってしまう方もいます。
応募までの、よくある流れ
- 01求人サイトで見つけるお給料・場所・勤務時間をチェック
- 02ホームページを見に行く職場の雰囲気やスタッフを確かめる
- 03応募する「ここなら」と思えたら一歩を
働きたい人が、ホームページで見ているところ
特によく見られているのは、こんなところです。
働きたい人が見ているところ
- スタッフの紹介や声どんな人と一緒に働くのか、顔や言葉から知りたい
- 職場の写真建物の外観よりも、スタッフが働いている場面
- くわしい待遇残業の実際や、育休・産休の取得状況など
- 代表・施設長のメッセージどんな想いで運営しているのか
- 更新されているかどうか今も元気に活動している施設か
一度、働きたい人の気持ちになって、ご自身の施設のホームページを眺めてみてください。それだけでも、足りないものが見えてくることがあります。
「ここで働きたい」につながる3つのこと
1. 職場の空気が伝わる写真
スタッフが笑顔で話している場面や、チームで相談しているところ、お昼休みのひとコマ。そんな何気ない写真から、「ここで働く自分」を想像してもらえます。
プロのカメラマンでなくても大丈夫です。スマートフォンで撮った自然な写真のほうが、かえって素顔が伝わることもあります。
2. スタッフ自身の言葉
「やりがいのある仕事です」「アットホームな職場です」という言葉は、どの施設でも使われていて、なかなか心に残りません。
それよりも、実際に働いているスタッフの言葉のほうが、ぐっと伝わります。
- 前の職場から、なぜここを選んだのか
- 最初に大変だったことと、どう乗り越えたか
- 子育てをしながら働けている理由
インタビューの形にまとめると読みやすく、少しずつ増やしていくこともできます。
3. 待遇や条件を、できるだけ具体的に
「詳しくはお問い合わせください」だと、聞きにくくて、そのまま離れてしまう方もいます。書ける範囲で、具体的に載せておくと安心してもらえます。
- お給料・時給、交通費の上限
- お休みの取り方(シフト制なら実際の様子)
- 残業の目安(月に○時間くらい、など)
- 育休・産休の取得実績
- 資格取得の支援について
「ここまで書いていいのかな」と迷う内容ほど、実は知りたいと思われていることが多いんです。
まずは採用ページ1枚からでも
採用のためにホームページを丸ごと作り直す必要はありません。今のホームページに採用ページを1つ加えるだけでも、伝わり方は大きく変わります。
載せておきたいのは、この5つです。
採用ページに載せたい5つのこと
- 施設の想い一緒に働きたい人のイメージ
- 募集の内容職種・時間・お給料・待遇
- 職場の写真雰囲気が伝わるもの
- スタッフの声1〜2人からでOK
- 応募の入口迷わず押せるフォームやボタン
写真がまだない、スタッフさんに声をかけられるか分からない、という段階でも大丈夫です。何から準備すればいいか、一緒に整理していきましょう。
おわりに
求人サイトは、施設を知ってもらう「入口」です。そこから来てくれた方に「ここで働いてみたい」と感じてもらえるかどうかは、ホームページが大きな役割を担っています。
忙しい毎日の中で、採用のことまで考えるのは本当に大変だと思います。
「今のホームページを一度見てほしい」「何から始めればいいか分からない」という段階でも、気軽に声をかけてくださいね。現場の想いが、働きたい人にまっすぐ届くよう、一緒に考えます。
